正社員の添乗員になるには?

正社員の添乗員になるには?

魅力的な添乗員のお仕事ですが、就職するうえで最も気になるところは雇用形態だと思います。

 

 

特に男性の方は住宅ローンやクレジットカードの契約など社会的信用を求められる場面が多いので派遣社員よりは正社員として働きたい人が多いでしょう。

 

 

ここでは添乗員の正社員採用の実情についてお話しします。

添乗員の雇用形態は?

現在、添乗員の雇用形態は95%以上が派遣社員です。

 

 

世の中の添乗員のほとんどは添乗員派遣会社に所属して、旅行会社が主催するツアーに派遣されてお仕事をしています。

 

 

添乗員を目指している人で「JTBや日本旅行のの添乗員になりたくて・・・」といった想いを持った人は多いと思いますが、

 

 

正確にはそういった憧れの対象は「JTBや日本旅行と契約している派遣会社の添乗員」ということになります。

なぜ添乗員は派遣社員ばかりなのか?

派遣社員しか採用していない職業は非常にめずらしいですが、これは旅行業界の特殊な事情があります。

 

 

かつて、旅行(特に海外旅行)は一部の富裕層が楽しめる贅沢な娯楽でしたが、1960年代に募集型企画旅行、いわゆるパッケージツアーが誕生したことで庶民でも楽しめる娯楽へと変わっていきました。

 

 

その後、旅行会社各社が国内海外問わずさまざまなツアーを企画するようになり、旅行業界の競争が激化してツアー参加費はどんどん下がっていきました。

 

 

ツアー参加費が下がれば旅行会社の収益は下がります。そこで旅行会社は利益を確保するために人件費削減を行い添乗員の正社員雇用を取りやめて派遣社員に切り替えていきました。

 

 

そういった背景もあり1970年代以降に添乗員派遣会社が続々と設立されていきます。

 

 

また、忙しい繁忙期と暇な閑散期がはっきりと分かれる業界なので、旅行会社としては正社員で固定費を給料を支払うより、必要なとききに必要な分だけ給料を支払うことができる派遣社員の方が都合が良いことも理由のひとつです。

添乗員の正社員募集はあるのか?

日本国内で添乗員専門の正社員募集はいまのところありません。

 

 

旅行会社の正社員が添乗員をしていることもありますが、一部の大規模ツアーや高額ツアーなどのミスやクレームが許されないツアーでは旅行会社の社員が同行することがあるだけで、正確な職種は添乗員では無いのが実情です。

 

 

「添乗員は派遣社員」というのはもはや旅行業界の決まりごとのようなものです。

 

 

旧態依然とした業界の仕組みを変えるのは簡単ではないので、今後も法改正などが無い限りは無いでしょう。

正社員で添乗員になるにはどうすれば良いのか?

「添乗員は派遣社員」というのは現実です。

 

 

ただ、「どうしても正社員として添乗業務をしたい」という場合は「ツアープランナー」として働く方法があります。

 

 

添乗業務だけでなく、ツアーのの企画や提案からチケットや宿泊先の手配などツアーにまつわる業務全般をする仕事です。

 

 

業務の範囲は広がるので忙しくはなりますが、その分とても面白味のあるお仕事だと思います。

 

 

●ツアープランナーとツアーコンダクター(添乗員)の違い→

 

 

ツアープランナー所属は旅行会社になりますが、業界経験の無い人がいきなり旅行会社に応募をしてもまず採用はされることはありません。

 

 

最短でツアープランナーになるには「業界経験を積んでコネ入社をする」という手段が一番の近道です。

 

 

これは閉鎖的な旅行業界ならではの就職活動とも言えますが、具体的には、まず添乗員派遣会社に入社し3年〜5年程添乗員としての実績を積んで、旅行会社に転職する流れとなります。

 

 

添乗員として優秀であれば旅行会社からいろんなツアーの添乗指名されるようになります。

 

 

指名される頻度が多い添乗員は、旅行会社各社から引っ張りだこになり、いわゆるスーパー添乗員という立ち位置になり、そこまでいくと、旅行会社は高額な給料を支払ってでもなんとかして自社のツアーを優先してもらえるように囲い込みにはいります。

 

 

囲い込みの方法は、原則として契約料(日給)を上げていきますが、一定金額に達した時点で自社の正社員として採用した方が人件費が割安になるので正社員採用の交渉になっていきます。

 

 

スーパー添乗員まで上り詰めて転職するケースは難易度が高いですが、そこまでいかなくても長年添乗員をしていると旅行会社の担当者と仲良くなって口利きで中途入社できることがしばしばあります。

 

 

旅行会社も毎年退職者は出るので、人員補充するときに業界未経験者で素性が分からない人よりも自社社員の紹介でさらに業界に精通している人が採用しやすいのです。

 

 

このような流れでツアープランナーを目指す人は仕事量の多い添乗員派遣会社に所属することが有利になるので、会社規模で会社選びをしてみると良いでしょう。

 

 

●会社規模で選ぶ添乗員派遣会社ランキング→